リアルミネラルについて

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リアルミネラル開発秘話

リアルミネラル製品開発に思い立ったきっかけは、以前熱帯河川で採集した熱帯魚の色艶の素晴らしさでした。その色艶に感動しつつも、何故こんなにきれいなのか?と疑問に思うほど、日本で見る天然採集の同じ種類の熱帯魚とは比べ物にならないくらいの美しい色艶でした。

熱帯河川で見る魚と、日本の水道水で飼育されている魚。この違いは何故なのか?
その疑問がリアルミネラル製品の開発を始めるきっかけとなりました。

時代はミネラル水!

開発をするにあたり調査を始めると、上流河川において青々とした水草が生い茂った場所には鉄イオン濃度が高く、水草が少ない場所においては鉄イオン濃度が低い事を知り、とても感動を受けました。そして鉄イオンの重要性を知りました。

日本における観賞魚飼育水は、「有害であるカルキを中和すれば安心」という考えのもとに、数十年飼育されてきました。しかしこれは、ヨーロッパ地域における観賞魚飼育に不適とされる硬水(カルシウム&マグネシウム含有量が高い水)と違い、日本の水道水が軟水であるため、「カルキを抜けば大丈夫!」という安易な考えから、現在まで水道水が安易に使用されてきたにすぎません。

左の図を参考にしていただければ一目瞭然ですが、確実に「ミネラル分の不足」が魚の色艶に起因していたのです。

観賞魚業界では「こなれた水」という言葉が専門家によく使われ、「新しい水ではあの魚を飼うのは難しい」とか「新しい水は肌がやられる」などの表現で言われてきました。しかし「新しい水」で実際に数か月飼育してくると、色を出すのが難しいと言われていた魚に変化が現われ、徐々にきれいな色つきになってきました。

例えば天然採集のアピストグラマーの仲間などは、水草が少ない水槽で飼育すると体が黒ずみ、中々きれいな色にならなかった経験があります。しかし水草水槽で飼育したアピストグラマーの色艶は、抜群にきれいになっていきました。

水草がアピストグラマーの色艶に関係しているのか?
水草があると落ち着くからきれいになるのか?
確かに落ち着くことは関係あるかもしれませんが、最大の理由は「ミネラル」でした。

ミネラルの豊富な水質を実現する

水草水槽で発生する枯葉が、ミネラルを産み出す素だったのです。

更に詳しく説明すると水草の肥料、エサの食べ残しから出るミネラル・バクテリア・微生物・プランクトンの死骸から出るミネラルなどが関係しているのです。(ちなみに肥料を直接植物の根は吸収出来ません。バクテリアが肥料を分解して初めて吸収出来ます。)植物が根の先から出す「根酸」が砂利の成分を溶かし、魚はそこで発生したミネラルを吸収して育っていたのです。またバクテリア・微生物・プランクトンの死骸から出るミネラルも吸収して生長していたのです。

そのミネラルたっぷりの枯葉は砂利の中に住んでいるバクテリアにより分解され、ミネラル分を水中に放ちます。また、非常に安定性の高いフラボ酸も産み出すことが出来るのです。魚がエラ細胞や口から吸収したミネラル分は、血液に乗って末端細胞などに送られていきます。
それにより粘膜を作り出す粘液細胞や色に関係する色素細胞が活性化されて色艶が良くなるのです。

このような理論と、天然素材である自然植物からミネラル分を溶出させる特殊技術を用いて、リアルミネラルが完成しました。

なぜミネラルが必要?

私たちの主なミネラル供給源である「水・野菜・塩」に含まれるミネラルは、元々鉱物から溶け出したものです。

例えば水(ミネラルウォーター)。
雨が地中に染込んで流れる中で、鉱物のミネラル分あるいは植物が吸収したミネラル分が河川に流れこんでいます。しかし日本の河川は短くヨーロッパなどのミネラルウォーターに比べれば、ミネラル成分が圧倒的に少ないのが実情で、そのため軟水となっているのです(主にヨーロッパなどでは硬水です)。

そもそもミネラルとは?

ミネラル(mineral)とは、直訳すると「鉱物」のことですが一般には私たちの身体を構成する元素(生命活動に必要な元素)のことをいいます。体重の95%を酸素、炭素、水素、窒素(ちっそ)が占めますが、残りの5%がミネラルと呼ばれる元素なのです。

このうち生命維持に必要なものを栄養学では無機質、またはミネラルと呼んでいます。
ミネラルは骨などの骨格を形成し、たんぱく質や脂質の成分となるなど、体の構成部分として重要な役割をになっています。また血液や体液のpH(ペーハー)や浸透圧を正常に保つ生体機能調整、酵素の補助因子やホルモンの成分になる働きがあります。必要量はわずかなためにビタミンとともに微量栄養素と呼ばれています。ミネラルは体内で合成されず、外部から摂取するしかない栄養素です。

ミネラルの種類

地球上には約100種類のミネラルがありますが、各国で栄養所要量が定められているミネラルは15種類あります。

必須ミネラル
カルシウム、リン、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、塩素。
微量ミネラル
銅、鉄、クロム、マンガン、モリブデン、セレン、亜鉛(あえん)、ヨウ素、
フッ素

私たちの身体を構成する細胞も多種類のミネラルで構成され代謝活動でも中心的な働きをしています。特に「微量ミネラル」こそが、私たち人間や動植物の遺伝子の発現に大きく作用しています。当然同じ生き物である魚たちも同等です。

遺伝子が発現しないと、人間が本来持っているはずの抵抗力や免疫力が落ち、いわゆる体力の無い人間になってしまいます。すると、ガンや糖尿病、アトピーや花粉症などの現代病にかかりやすい体になってしまうのだそうです。

確かに現代は、昔はほとんどなかったこれらの病気が蔓延していますよね。
ではなぜそんな重要なことがこれまで見逃されていたのでしょうか?

それは「微量ミネラル」は微量であるがゆえに、それらが何か大きな役割を持っているとは誰も考えていなかったからだそうです。その量を正確に測れる機械さえも、21世紀に入るまで存在していなかったもようです。

不足がちなミネラルを「リアルミネラル」で補充してあげましょう!

最後に人間がミネラル不足になるというテーマで少し解説しておきます。

そもそもミネラルは、人間を含め全ての生物の細胞や組織が正常に活動したり機能を維持したりするために必ず必要な栄養素です。そして、人間の体内では作ることができないため、食べ物や飲み物、健康補助食品などで必要な量を摂取しなければ、生体の機能を正常に保つことが出来なくなります。

病院などに行くと、よく「バランスの良い食事を摂りましょう!」などと書かれていますが、もう少しわかりやすく言うと「バランスの取れたミネラルを摂りましょう」という事なのです。

魚たちにミネラルを!

リアルミネラルの利点を、我々日本人が好きな「味噌汁」を例に説明します。

「味付けが薄いと感じる味噌汁」と「美味しいと感じる味噌汁」があるとします。
前者は味噌の量が少なすぎ、後者には適度な量の味噌が入っています。

これを「都会の水道水」と、「天然河川の水質」に置き換えてみます。
前者はミネラルの量が少なく、後者は適度なミネラルの量、という事になります。

魚たちにとっては後者の天然河川の水が最適で、一番気持ち良いと感じますし、実際に口やエラから十分にミネラルを吸収することができます。口から吸収するのは、泥や藻類、コケなどのミネラル、そして水棲昆虫などからのミネラルです。バランスの取れたミネラルを吸収できますので、色、艶も良くなるのは当然です。

しかし前者の水質においては、味噌(ミネラル)が少なすぎるので、バランスの取れた栄養(ミネラル)が吸収できていません。極端かもしれませんが、毎日インスタントラーメンやハンバーガーしか食べていないのと同じことです。病気に対する抵抗力も無くなり、体調を崩すことは当たり前です。
おなかが一杯になれば満足ということではなく、バランスの取れた食事ということが大事なのです。そうです。“バランスの取れた「ミネラル」を食べましょう!”ということです。

ミネラルについてもう少し説明しておきます。

ミネラルは1種類で働くのではなくて、多種類で連携して働くという特徴があります。

例えば貧血の人は鉄分を取れば良いと言われますが、実際には鉄分だけをとっても貧血は解消できません。鉄分が体内で働くためには、銅・亜鉛・鉛・コバルト・セレンなどの助けが必要になります。即ちミネラルは、チームワークにより体内に取り込むことが出来るのです。

また生き物は、体内でミネラルを作り出すことが出来ません。多種類のミネラルを体の外部から摂りこまないといけないのです。
人間の場合毎日の食事を通して行われるのですが、現代は環境変化により、食事からはミネラルが摂りにくくなっています。ミネラルは人工的に作り出せるものではなく、大地等に存在するものを吸い上げるしかありません。

さて、以上のような例を参考に魚たちのケースを考えてみますと、たいがいは人工的な餌しか与えていません。果たしてそれでバランスの取れた栄養(ミネラル)は吸収できているのでしょうか?

天然河川においては、餌と自然界に豊富にあるミネラルを含んだ昆虫、水生動物、動物性プランクトン、藻類などから新鮮なミネラルを体の中に取り込んでいます。魚たち本来の最適な環境(良好な水質、豊富なミネラルを含んだ食物など)であるため、艶も良くなってくるものと思います。(艶においては、体内に取り入れたミネラルのおかげで良質な粘液を出すことが良い艶に繋がります。)

人間も魚たちもミネラル無しでは、やがて免疫力が無くなり死に至るのです。
今一度ミネラルの重要性を考えてください。特に幼少期からバランスの取れた食事(バランスの良いミネラル)はとても重要なのです。

魚の粘膜について

魚の粘液の成分は、ムチンと総称される糖たんぱく質、糖類などから構成されています。
人間は皮膚により病原菌などから体を守っていますが、胃は消化液(胃液)と共に粘液を分泌し消化液から自身を守るために胃粘液バリアを形成しています。

新陳代謝について

古い細胞を新しい細胞に分解・合成することで体内に生じた必要のない老廃物(デトックス)を排出する作用があります。その作用により皮膚や骨格などの古い細胞から新しい細胞へと生まれ変わります。この働きを新陳代謝と呼び、新陳代謝が活発になることで老廃物が体外に排出されます。

各細胞が必要とするミネラルを供給してあげる

我々人間の皮膚の最表面は角質と呼ばれる死んだ細胞で覆われています。もしすりむいてこの角質がはがれると血が出てきますよね!これが物理的バリアとして病原菌などの侵入を防いでくれています。ちなみに人間の皮膚の寿命は28日と言われていますが、魚の場合に関しては不明です。

一方魚たちは、水温や浸透圧のような物理的な要因以外にウィルス、最近、カビなどの微生物や寄生虫によって耐えず脅かされています。無菌状態いわゆる病原菌のいない水などこの世にありません。その為に病原菌などの外的要因をブロックしてくれるのが粘膜でありとても重要な働きをしています。
※水温変化=魚たちは水温が1℃変化することで5℃に感じています。水替え、新水を入れる際には注意してください。水質が悪いと病気は出やすいし水質が良ければ病気は出にくいものです。

粘膜(粘液で構成されている膜)の役目

粘膜の役目は、浸透圧調整や水の抵抗を抑えて泳ぎやすく働きもありますが、それ以外に次のような重要な働きがあります。

  • 粘膜に付いた病原菌を固めるレクチン
  • 粘膜に付いた病原菌を溶かして流すリゾチーム

状態の良くない粘液は水っぽくて量が少ない

病気の場合は大量に粘液を出してバリアをはりますがこれは、魚の体液を使いますので浸透圧調整機能がバランスを崩し魚の周りの淡水が体に入って体液が薄くなり粘膜が造れなくなり衰弱して粘膜がはがれます。

病気になる=水質が悪い。

「病気なるから薬品を使う」この考え方を少し変えて病気にならなくするためにはどうしたら良いのでしょうか?私達はその答えが「水質を良くする=濾過機能のことを考える」に尽きると考えています。

最後に魚の成長について

光と成長には関係がありますが、人間と同じで元気な魚の方が成長ホルモン調整はうまくいきます。 病気に対する免疫力が、高ければホルモン調整はうまく行きます。水質が良ければ元気で、病気に対する免疫力の高い魚になります。この点においても水質は、非常に重要です。

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